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WAZAセミナーレポート

第1回『Web業界 最先端CTOが語る”技術と経営の橋渡し”』

第1回のセミナーの様子をここでご紹介いたします。

以下セミナーのレポートとなります。

6月24日(土)に開催された第1回WAZA CTOセミナーの運営をさせて頂いた竹井です。セミナーの内容をまとめてアップさせて頂きます!

第2回にもぜひご参加宜しくお願い致します。

第1回WAZA CTOセミナー1

6月24日に「第1回WAZA CTOセミナー」が開催され、インターネット関連企業のCTOの方々を中心に40名近くの方々に参加して頂いた。パネラーを務めて頂いたのは……

ウノウ株式会社CTO 尾藤氏、
Lunascape株式会社CEO&CTO 近藤氏、
Gree株式会社CTO 藤本氏、だ。

コーディネーターには、CNETにて「情報化社会の公開図」を連載中の渡辺氏に務めて頂いた。

CTOの仕事はプログラミング!?

前半は3氏のCTOの一週間の時間配分を参考資料に、CTOの役割・課題に関して話し合われた。資料によると、3氏ともプログラミング実務に20~40%程度の時間を割いており、最も多い割合を占めている。次いで割合を大きく占めた作業は、3氏とも各々異なり、情報収集・打ち合わせ・プロジェクト管理などであった。

藤本氏が「作業効率を上げることはするが、アウトプットにはなるべく関わらないようにしている」と話すように、3氏とも自分が関らなくても進む実務的なプログラミングはできるだけ任せていくようにしているようだ。その反面、技術に対して現場レベルから自分が離れすぎないように、3氏ともプログラミングを自分でコンスタントに行っていくことも重要視している。

リーダーとして社内をまとめる役割に関しては、
尾藤氏「ジーコ流で、個々のエンジニアにほとんど任せる」
近藤氏「各人の特徴を活かす」
藤本氏「好きなようにやらせる」
とそれぞれ話すように、個々人の能力を引き出すことを重要としているようだ。

課題は「人材採用」

現在の課題として挙がったものは、「人材採用」であった。3社とも即戦略となる人材を積極的に求めているが、人材獲得に対する競争はかなり激しいようだ。

「長期的に育てる余裕はないので即戦力が欲しいが、なかなかいい人はいないのが現状」と近藤氏は語る。

そのため、即戦力を求めると共に、ポテンシャルを重視していく傾向にある。この際のポテンシャルの見極め方は、直感には頼らざるおえない部分は大きいとはいえ、知識を深追いできるかどうかや、業務時間以外にどれだけコンピュータを触っているかどうかなどの観点から、コンピュータが好きかどうかを見極めているようだ。

情報収集の方法

変化の激しいインターネット業界の中で、有用な情報が握れるかどうかが大きなキーとなる。実際、尾藤氏は30%余りの時間を情報収集に当てている。各パネラーにどこから情報を得ているか聞いてみた。

尾藤氏
RSS機能を使って250程度のソース(ニュース、技術者のブログ)から情報を得ている。その際、ライブドアリーダーで優先順位付けをして、見られない分は週末にまとめて目を通すようにしている。

近藤氏
CNETなどの技術よりのニュースサイトで全体的な情報を得ると共に、グリーやミクシーでユーザーの声をチェックしている。

藤本氏
面白そうな人のブックマークをチェックしたりする。また、自ら勉強会も定期的に開催している。自社の社員同士でおもしろい情報は積極的に共有している。

日本に技術ドリブンの会社はない!?

各パネラーの説明の中で、3社ともサービスドリブンであるという発言に対して、会場から「日本の技術ドリブンの会社どこか」という質問が挙がった。

「アメリカのようにもっと多くの技術ドリブンな会社が出てきて欲しい」と近藤氏が語るように、技術ドリブンの会社の必要性は3氏とも共有のものである。そんな中、名前が挙がったのは、「はてな」「ヤッパ」である。しかし、日本には現時点では技術ドリブンの会社はほとんどないということが現状のようだ。

中長期的な課題は、「体制作り」

次に中長期的な課題に関してお聞きした。藤本氏が「半年後すら予測できない」と語るように、中長期的な課題といっても、半年後~1年後を3氏とも見通しているようだ。

尾藤氏

ベンチャー企業で考えなければならないことは「差異化」であり、Webでは先行逃げ切りが起こりやすいことも踏まえ、スピード開発を実現ができるような体制を作る必要がある。

近藤氏
次世代のブラウザは、「更なる多様化」が課題で、海外にも視野を向けていく。一方で、携帯電話ならではのインターフェイスを構築する必要あり、通信会社との力関係的にも、現状では日本のモバイル分野には参入しない。

藤本氏
スケイラブルな戦略を策定し、安定したプラットフォームを構築することで、サービス自体を開発する体力をつけていく。

CTOの役割は、「働く環境作り」「先を見通す」「利益に繋げる」

最後にパネルディスカッションをした上でのCTOの役割をそれぞれお聞きした。

尾藤氏
最終的にビジネス的に成功するのかどうかを考えること

近藤氏
常に先を見て、それを社員に伝えること。

藤本氏
いいエンジニアを採用し、楽しく働けるようにすること。それを会社の成長に繋げること。

また、CTOと一口で言っても、今後会社が大きくなっていくに従って、現場の開発のリーダーとしての役割を担うのか、技術のリーダーとしての役割を担うのかが大きな分かれ道となるようだ。この点に関しては、会場からも質問が挙がったが、3氏とも試行錯誤している段階とのことであった。

パネラー/コーディネーターご紹介

ウノウ株式会社 CTO 尾藤正人

グリー株式会社 CTO 藤本真樹

Lunascape株式会社 CEO 近藤秀和

渡辺 聡事務所 渡辺 聡(CNET Japan Blog「情報化社会の航海図」

次回セミナーのご案内

WAZA CTOセミナーでは、今後もCTOの方々に有益な情報をご提供するセミナーを開催していく予定です。

第2回は7月29日14:00~@東京国際フォーラムにて、「検索エンジン」をテーマとして、以下の方々をパネラーとしてお招きして行う予定です。詳細は掲示板をご覧ください。

Team Lab株式会社 CTO 青木俊介 「Sagool

paperboy&co. 大日田貴司 「Qooqle

筑波大学情報学類 吉田光男 「Ceek

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